日野療護園移転説明会｜東京都自立生活センター協議会（TIL)

■ イベント報告 EVENT　REPORT

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日野療護園園長　西澤巧氏

事業名称　TIL学習会「日野療護園移転説明会」
実施日令和3年1月29日（金）
実施場所　Zoom（オンライン会議システム）
参加者 8人

1.目的

日野療護園が、現在の日野市落川から立川市羽衣町に移転することになった。運営元の東京都社会福祉事業団によれば、令和2年度に基本計画と設計を作成し、令和3年度から建設工事をおこない、令和5年に移転して運営開始をするとのこと。自立生活センターとしては、新たな日野療護園がどのような施設になるのかを知っておきたいところである。そこで日野療護園園長の西澤巧氏をお招きして、移転についての説明をして頂くことにした。

2.プログラム

（１）日野療護園移転についての説明
　日野療護園園長の西澤巧氏が説明した。内容は概略以下の通り。
①建て替え並びに移転の経緯：建物の老朽化と日野市洪水ハザードマップの浸水想定区域に指定されたことが建て替えの理由。移転先は住宅街の中だが、住民から反対の声などは出ていない。
②法人概要：東京都社会福祉事業団は平成10年に設立され、現在12の施設を運営している。日野療護園は法人唯一の身体障害者支援施設。
③利用者の日常生活：利用者は重度の身体障害者。定員50名で平均年齢56.9歳。高齢化が進むと同時に障害も重度化している。日中はリハビリ、レクリエーション等をするほか、時折外出もする。
④建物計画：居室は完全個室で居室内にトイレあり。防寒・防暑に配慮。医療的ケアを受けている人の離床促進のため、食堂にリクライニングスペースを設置。防犯対策のため出入り口を1か所に集中させた。
⑤事業スケジュール：基本設計は終了。現在は実地設計の段階。令和3年11月から建築工事に入り、令和5年5月に開設。

（２）質疑応答
多くの質問と活発なやり取りがあった。主な質問は以下のようなものだった。
①地域移行はしているか？：ここ2年ほどは実績が無い。利用者からヒアリングはしているのだが希望が出てない。希望があれば地域移行を進めていきたい。
②地域移行の手続きはどのようなものか？：地域移行コーディネーターが窓口になって各方面とやり取りする。利用者のニーズに応じた形で対応する。直近の3ケースは自立生活センターが関わった。
③計画相談は日野療護園でやっているのか外部でやっているのか？：50名中、日野療護園の計画相談を利用している人は25名。外部の計画相談を利用している人は16名。セルフプランが9名。
④日野療護園にピアカウンセラーはいるか？：いない。ご提案ということで今後の検討課題としたい。

＝＝＝以下、テキスト版イベント案内＝＝＝
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東京都自立生活センター協議会（TIL）
オンライン開催日野療護園移転説明会

日野療護園が、現在の日野市落川から立川市羽衣町に移転することになりました。
建物が老朽化していることと、現在地が日野市洪水ハザードマップの浸水想定区域に指定されていることから、移転が決まったそうです。
運営元の東京都社会福祉事業団によれば、令和2年度に基本計画と設計を作成し、令和3年度から建設工事をおこない、令和5年5月に移転して運営開始をするそうです。
そこでTILでは日野療護園園長の西澤巧さんをお招きして、移転についての説明をして頂くことにしました。
新たな日野療護園がどのような施設になるのか知りたい方や、質問してみたいことがある方は、是非ご出席をして頂ければと思います。

日時：2021年1月29日（金）10:30～12:00（10：00開場）
場所：Zoom（オンライン会議システム）
＊Zoomにアクセスするリンクは開催前日までにお知らせします。
説明：西澤巧氏（日野療護園園長）

参加費：無料

プログラム：
10:30～11:00　日野療護園移転に関する説明　（西澤巧氏）
11:00～12:00　質疑応答およびディスカッション

【日野療護園と西澤園長について】
日野療護園は1981年、身体に重い障害を持つ常時介護が必要な人を対象にした都立施設として日野市落川に開設された。
1999年、社会福祉法人東京都社会福祉事業団に運営委託され、2015年には同法人に設置・運営を移譲された。
西澤巧氏は2020年4月1日付で園長に着任。
3月までは同じ日野市内の七生福祉園に勤務していた。

参加申込締め切り：2021年1月27日（水）
＊参加申込書をご利用ください。

連絡先：東京都自立生活センター協議会（TIL）　
電話：042－540－1844　　Eメール：til_jimukyoku@yahoo.co.jp

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「日野療護園移転説明会」参加申込書

参加申込締め切り：2021年1月27日（水）

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質問事項など

返信先： TIL事務局
(Eメール) til_jimukyoku@yahoo.co.jp
または　(FAX) 042-540-1845

＝＝＝テキスト版イベント案内ここまで＝＝＝