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■ イベント報告     EVENET REPORT

映画「むかしMattoの町があった」上映&大熊一夫氏講演

【イベント概要】


精神科病棟転換型居住系施設設置について議論されている中、イタリア精神保健の歴史的転換を描いた映画の上映と講演を通し、障害がある方の自立生活や地域生活について考えることを目的に本イベントが開催されました。
 【日時】 2014年9月27日(土)10:00~16:30
 【会場】 八王子労政会館 (東京都八王子市明神町3-5-1)
 【主催】 東京都自立生活センター協議会、ヒューマンケア協会
      バザーリア映画を自主上映する180人のMattoの会
 【後援】 八王子障害者団体連絡協議会、イタリア大使館
 【協力】 RAIフィクション、フランカ&フランコ・バザーリア記念財団
     トリエステ精神保健局
 【プログラム】
    10:00~15:00 映画上映(休憩挟んで)
    15:00~16:30 講演「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」(大熊一夫氏)
 【参加人数】82名(事務局スタッフや、障害当事者の介助者を合わせると総勢108名)
    
       (主催者挨拶)           (会場の様子)

【第1部: 映画上映】

映画「むかしMattoの町があった」はマルコ・トゥルコ監督による3時間の大作で、イタリア中の精神病院を廃止する180号法が成立するきっかけとなる出来事を描いた物語で、後にイタリア精神保健改革の父と呼ばれるフランコ・バザーリアが主人公の一人です。 参加者アンケートによると、回答者の96%が映画内容について「大いに満足」または「満足」と答えています。また、人物描写が丁寧になされ飽きのこない展開で構成されている物語は参加者から高い評価を得るとともに、精神障害がある方の自立生活に思いを巡らすきっかけとなりました。

   
       (映画鑑賞の様子)           (会場の様子)


【第2部: 講演】

講演者の大熊一夫氏は、1970年、アルコール依存症を装って精神病院に潜入入院し、「ルポ精神病棟」を書いたジャーナリストで、元朝日新聞記者及び元大阪大学教授でもあり、日本の精神医療改革に一石を投じています。 1986年にイタリア・トリエステを訪れ、病院ではない「精神保健センター」中心の地域保健サービス制度に感銘を受け、トリエステの改革を日本に紹介してきました。      講演では、イタリアと日本の精神保健サービスの歴史について紹介されました。参加者からは、日本の状況の課題の大きさに驚くとともに、それら課題に対する改善策等について大熊氏の話を更に聞きたいとの声が多く寄せられました。
    
    (講演の様子)              (講演の様子)

    
   (大熊氏書籍サイン会の様子)        (大熊氏書籍サイン会の様子) 

【全体まとめ】

 今回、あらゆる障害種別の方を含めたより多くの人が参加できるようバリアフリーな上映会を目指した結果、多様な団体との連携が生まれ新しい人脈を得ることができました。例えば、手話通訳や要約筆記の手配、字幕朗読及び音声ガイドの用意において、複数の団体の協力を得ました。      また、視覚障害者への情報保障については視覚障害当事者から助言を得、精神障害がある参加者に対する配慮事項については精神障害当事者より助言を得ることで、当事者のニーズに応えるよう努めました。

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