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■ イベント報告     EVENET REPORT

平成28年度第1回TIL学習会「総合支援法の見直しとオリパラガイドライン」

実施日 平成28年6月3日(金)
実施場所 八王子生涯学習センター(クリエイトホール) 10階 第2学習室
参加者 50人

1. 目的

 平成25年4月に施行された障害者総合支援法の施行後3年の見直し案が厚労省から出てきました。この案の中には新たなサービスの創設など注意すべき事項が含まれているため、その内容を確認します。
 また今年の6月にはオリンピック・パラリンピック(オリパラ)の東京版アクセシビリティ・ガイドラインが取りまとめられる予定です。そこでこのガイドラインを東京都福祉のまちづくり条例に反映させていけるよう学んでいきます。

2. プログラム

(1) 講演「障害者総合支援法3年後見直しについて」

 STEPえどがわの理事長でTIL運営役員の今村登氏が、主に以下の内容について45分ほど話しました。

①見直しの経緯(社保審での議論)
 2012年の障害者総合支援法成立以降、2015年12月に社会保障審議会障害者部会から報告書「障害者総合支援法施行3年後の見直しについて」が出るまでの経緯を説明。
②改正法のポイント
社保審の報告書の論点と見直し の項目の対応関係について説明。その後は法案のポイント、特に新たなサービスを中心に情報を共有した。
③附帯決議
 介護保険優先原則の在り方は引き続き検討をするなど、改正法の附帯決議には評価すべき点があることを説明。
④今後の注意点
 ①~③を踏まえて、障害当事者としては今後どのような点に留意して取り組んでいくべきかの提案がなされた。

(2) 講演「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドラインを東京都福祉のまちづくり条例に反映させる」

 DPI日本会議の佐藤聡氏を招いて、主に以下の内容を1時間ほど話して頂きました。

①障害者権利条約
  アクセシビリティを考える上で基礎となる国連の障害者権利条約についてそのポイントを説明した。
②日米の野球場の比較
 日米の野球場におけるアクセシビリティ状況の比較を行い、日本が大きく立ち遅れていること、その背景にはアメリカにおける考え方とそれに基づく法的整備があることを指摘。
③Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドラインについて
 DPI日本会議で2020東京オリンピック・パラリンピックにおけるバリアフリー整備の要請活動をしており、その目的は日本に世界基準のアクセシビリティをもたらすことであることを説明。
④バリアフリー法見直し
 ここへ来て俄かにバリアフリー法見直しへの機運が高まってきていること、これを生かしてどのような取り組みをしていくのかを話した。

(3) 「熊本地震障害者救援本部から報告」

 (2)の講演に続く形でDPI日本会議の佐藤聡氏が、4月14日以降地震に見舞われている熊本での障害者の支援状況について20分ほど話しました。

 
         今村登氏                佐藤聡氏

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