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■ イベント報告     EVENET REPORT

平成29年度第2回TIL学習会「知的障害者の自立生活~重度訪問介護と自己決定~」

実施日 平成29年10月30日(月)
実施場所 立川市女性総合センター・アイム 5階 第3学習室
参加者 49人


1. 目的

 2014年4月以降、重度訪問介護の対象が知的障害者にも拡大され、制度上は知的障害者の自立生活がしやすくなりました。しかし2017年現在、未だに重度訪問介護を利用した一人暮らしは広がっているとは言えません。
 そこで今回は、知的障害者の自立生活に詳しい岡部耕典氏をお招きしてお話を頂くとともに、都内自立生活センターでの支援の事例を交えて意見交換することによって、自立生活センターにおける今後の知的障害者支援について考えました。

2. プログラム

(1)岡部耕典氏の講演「知的障害者の自立生活~重度訪問介護と自己決定~」

 岡部耕典氏(早稲田大学教授)が知的障害者の自立生活について講演を行いました。岡部氏の息子さん(亮佑氏)は重度知的障害/自閉の24歳で、2011年から自立生活をしています。
 冒頭で亮佑氏のプロフィールなど概略を話した後、亮佑氏の実際の生活の様子が分かるビデオを上映しました。その後は知的障害者が地域自立生活をするにあたって立ちはだかる「壁」とそれを打破する考え方、そして「当事者主導の共同意思決定」の考え方や重度訪問介護の活用などについて話しました。

(2)事例発表と意見交換

 自立生活センター・小平の竹島圭子氏とヒューマンケア協会の塚田芳昭氏が、それぞれの自立生活センターにおける知的障害者支援の事例を発表しました。その後、竹島氏・塚田氏・岡部氏の意見交換を行いました。

(3)質疑応答

 自立生活センターの障害当事者、介助者、施設に入所している知的障害者の家族などから活発な質問がありました。
 特に岡部氏から重度知的障害者支援におけるキーワードとして語られた「当事者主導の共同意思決定」という考え方について議論が展開され、今後もこうした議論を継続していこうということで一致しました。

 
   岡部耕典氏          会場のようす

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