■ イベント報告
EVENT REPORT
事業名称 TIL学習会「令和3年度障害福祉サービス等報酬改定学習会」
実施日 令和3年3月1日(月)
実施場所 Zoom(オンライン会議システム)
参加者 30人
1.目的
2月4日、厚生労働省は、新年度に改定する障害福祉サービス報酬の単位数と算定要件を公表した。改定内容は「障害者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援」「相談支援の質の向上」「効果的な就労支援」等が挙げられている。そこでこの改定によって障害当事者の生活や事業所の運営がどのように変化するのか、そして今後はどのような取り組みをしていったら良いのかについて学ぶ。また後半では2月8日に「障害者の地域生活確立の実現を求める大行動」がおこなった厚労省交渉について情報共有する。
2.プログラム
(1)令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の説明
STEPえどがわ理事長の今村登氏が説明した。内容は概略以下の通り。
①今回の報酬改定概要:厚労省の資料を用いて概要を説明。
②地域生活関連項目でのポイント:自立生活センターに関連する項目について説明(重度訪問介護の運転中における駐停車時の緊急支援の評価、相談支援、ピアサポートの専門性の評価など)。
③主な積み残し課題:自立生活センターとして今後求めていくべき項目について説明(重度訪問介護のシームレス化、国庫負担基準の義務的経費化、法の対象拡大、移動支援の個別給付化など)
(2)厚生労働省交渉の報告
STEPえどがわ理事長の今村登氏が「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」の要望書項目に沿って報告した。内容は概略以下の通り。
①訪問系サービス処遇改善加算率問題
②雇用政策との連携による重度障害者等就労支援特別事業
③雇用・福祉施策の連携検討会
④国庫負担基準の見直し
⑤重度訪問の運転中の支援
⑥重度訪問の入院時の利用対象者拡大…等
(3)質疑応答
以下のようなトピックスで質問やディスカッションがあった。
①新しく創設されたピアサポート体制加算における障害者ピアサポート研修について
②障害者総合支援法の今後の見直しについて
===以下、テキスト版イベント案内===
東京都自立生活センター協議会(TIL)
オンライン開催
令和3年度 障害福祉サービス等報酬改定 学習会
2月4日、厚生労働省は、新年度に改定する障害福祉サービス報酬の単位数と算定要件を公表しました。全体の改定率はプラス0.56%、改定内容は「障害者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援」、「相談支援の質の向上」、「効果的な就労支援」、「医療的ケア児への支援などの障害児支援の推進」等が挙げられています。そこで今回は、この改定によって障害当事者の生活や事業所の運営がどのように変化するのか、そして今後はどのような取り組みをしていったら良いのかについて、皆さんと共に学んでいきたいと思います。また後半では、2月8日に「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」がおこなった厚労省交渉について情報共有をしたいと考えています。
日時:2021年3月1日(月)14:00~16:00(13:30開場)
場所:Zoom(オンライン会議システム)
*Zoomにアクセスするリンクは開催前日までにお知らせします。
講師:今村 登 氏 (STEPえどがわ理事長、TIL理事)
参加費:無料
プログラム:
14:00~14:45 令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の説明 (今村登氏)
14:45~15:00 質疑応答
15:00~15:10 休憩
15:10~15:40 厚生労働省交渉の報告(今村登氏)
15:40~16:00 質疑応答
【今村登氏プロフィール】
1964年長野県飯田市生まれ。1993年に不慮の事故にて頸髄を損傷し、以来電動車いすユーザーとなる。2002年に仲間と「どのような障害があっても自分の住みたい地域で自立生活を送れるようにする事」を目指し、NPO法人自立生活センターSTEPえどがわを設立。現在、JIL常任委員(副代表・政策委員会委員長)、DPI日本会議事務局次長、TIL理事等を兼任。
参加申込締め切り:2021年2月24日(水)
*以下の参加申し込みフォームをご利用ください。
https://forms.gle/jt9KGZJ5WLRPR1yv5
連絡先:東京都自立生活センター協議会(TIL)
電話:042-540-1844 Eメール:til_jimukyoku@yahoo.co.jp
===テキスト版イベント案内ここまで===
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