■ イベント報告
EVENT REPORT
事業名称 セミナー「介助サービスの現状と課題について」
実施日 令和4年2月10日(木)
実施場所 Zoom(オンライン会議システム)
参加者合計 43人(参加者30人、事務局9人、登壇者4人)
1.目的
TILでは約3年前から「介助関係研究会」を通じて重度障害者の介助関係について考える場を設け、議論を積み重ねてきた。そして昨年7月には介助関係に関するアンケート調査を実施した。このセミナーでは、アンケートの結果報告をするとともに、その結果を踏まえて障害者、介助者、事業者それぞれの立場の人がパネルディスカッションやグループワークをする。そうすることによって、現在の介助サービスの課題を確認し、対策のヒントをつかむことを目的とする。
2.プログラム
(1)アンケート調査結果の報告
アンケートの発案から取りまとめを中心的に担った金在根氏(目白大学人間福祉学科専任講師)が、アンケート結果の報告をした。その上で、以下の論点を提起した。
①自立生活センターの障害者は「主体性のある生活」をしているのか。
②望ましい介助関係とは何か
③障害者の当事者性と介助者の(介助の担い手としての)当事者性について
(2)パネルディスカッション
アンケート結果報告と考察を踏まえ、障害者(CIL小平の澤田氏)、介助者(町田ヒューマンネットワークの笠井氏)、事業者(CILちょうふの秋元氏)が、それぞれの立場からパネルディスカッションを行った。
(3)グループワークと発表
8グループに分かれてグループワークをおこない、終了後、それぞれのグループから話し合ったことを発表した。